本書の内容は、それほど高度な話題でもなく、最新流行の言葉がちりばめられている訳でも無い。しかし、書かれていることは、マネージャーになる人には必須の知識だと思う。それらの基礎知識が、ビジネスシーンのケースとして提示される。そのケースを自分でペンを動かし検討することによって、生きた知識として身についてくる。
解説だけの入門書だと読んだだけでなんとなく分かった気になってしまうが、現実の問題として提示され………書はその点、「実践講座」と銘打っているだけのことはあり、現場のマネージャーのニーズに合っていると感じた。
企業内研修のテキストとしても良いのではないかと思う。
このレビュアーはお薦め度を5としています。
経営の定石を学ぶには必要性に迫られた時に硬い経営テキストを読むしかなかった。しかし、この本ではフランチャイズ店展開という個人でも出来そうな新規事業を展開するストーリーの中で、成長の節目で良く直面する場面での意思決定に定石を使うという形で学べる。ストーリーも面白いし、平易な言葉で描かれているので、電車の中でも気軽に読めるし、読み物として一気に読んでしまえる。実践的経営にはどういう基本的な定石を学べば………が素晴らしい。ただCASE10の「店員の有効配置」は説明がフォローしにくくて、店員と店の基本単位の違いを最初から説明してもらうほうが分かりやすかったように思う。
このレビュアーはお薦め度を5としています。
仮想のケースに沿って学ぶことができ、非常にわかりやすいつくりとなっています。
解答だけを述べるのではなく、よくある間違いや分析手法についての解説など至れり尽くせりな内容で、これでフルカラーであったら完全な素人でも手にとってしまい理解もしてしまうのではないでしょうか。
ちなみにケース1は平均値と標準偏差が登場します。ここで挫折してしまうような方でしたらちょっと読み進めるのは難しいかもしれません。ですが、徐々にステップアップしていく構成ですので素人でも頑張れば読了可能だと思います。
このレビュアーはお薦め度を5としています。
始めに合理的意思決定の意味について筆者の考え方が数ページ述べられている。
意思決定とは何か、実行の質と意思決定の質、
戦略的意思決定とオペレーショナルな意思決定
合理的意思決定と正しい意思決定についてなど。
簡単な説明ではあるが、読む価値がある。
決定と結果の関係を理解していない人、結果論ばかり言う人等は絶対に読んでいただきたい。
定量分析の紹介については、
コンビニ経営を例に様々な状況下で………は、回帰分析、感度分析、限界利益、機会費用、システム思考、ゲーム理論など。
そのような手法を、どのような状況下でどのように使えば良いかわかりやすく解説している。
このレビュアーはお薦め度を5としています。
「こんなの定量的に計ることができればな〜・・・・・たぶんできるはず!!」
個人的にはこんな状況が多々あったので、素晴らしく役に立ちました。
本当に実践的な分析ツールが散りばめられていると思います。
専門的な分析は除きますが、一般的な意思決定に定量分析を利用する際、ここに紹介されているモノで充分ではないでしょうか。
もちろんそのまま右から左へ使えるわけではありませんが。
内容自体は非常に充実して………らにそれなりの数学的素養(数1・数2ぐらい?)がないと、理解に時間がかかるのではないか?という部分も見られました。
ということで満点からひとつ差し引いて☆4つ。
このレビュアーはお薦め度を4としています。
本書のケースで登場する人物は、大学卒業後大手メーカーに勤務し営業で十年の経験があります。彼が家業の酒屋をコンビニエンスストアに転換し、コンビニ店を経営するその過程でさまざまな意思決定しなければなりません。彼は意思決定の材料として定量分析をしていきます。その物語を軸に、それぞれの場面での分析技法を学んでもらおうというのが本書の趣旨です。
合理的な意思決定を行うためには、できるだけ定量化した目標………とでは違いはありますが、読みながら自身の仕事でこの場面で応用できるのでは、という箇所はとりあえずやってみようと思います。やはり実践に勝るケースはありませんので。
このレビュアーはお薦め度を4としています。
コンビニ経営というイメージしやすいシチュエーションを仮定し、
経営課題を解決するための思考過程を細かく説明しているため
非常にわかりやすいテキストになっている。
高度な内容は思い切って切り捨てているが、比較的現実にありえそうな
意思決定問題を多く取り扱っていて実用性は高いと感じた。
その意思決定法(定量分析法)を採用するまでの思考過程も
説明しているので、問題解決能力を高めるための思考トレーニングの
題材としても有用だと思われる。
ビジネスにおける意思決定に、定量分析の手法を取り入れたいと
思っているビジネスマンにはお勧めできる。
このレビュアーはお薦め度を5としています。
数学の知識・統計の知識を持っていても、
いざ、経営の現場では、『どのように考えて』『どのように判断するのか』が
難しいですね。
この本では、それを実に分かりやすく、楽しく、書いています。
数学の知識が、こういった現場で生かされるというのは実に素晴らしい。
MBA入門書てところですね。
それと、相場に取り組んでいる人も、オススメです。
竹本淳一
このレビュアーはお薦め度を4としています。
この書評の本は・・・・・ 定量分析実践講座―ケースで学ぶ意思決定の手法