「人が書いたソース・コードを読む」ということは、プログラマにとって最も重要な訓練だということは常々言われてきました(他の人か書いた文章を読まずに、良い小説が書けるでしょうか?)。しかし、プログラムを書くためのの教科書がこれだけ多く発刊されていながらも、他の人の書いたコードを読むための教科書は今まで書かれてきませんでした。この "Code Reading" は、その「人が書いたコードを読むための本」………、当面の欲求を満たすのには充分すぎる量だと言えるでしょう。翻訳も日本を代表する大ハッカーの監訳で非の打ち所がありません。全てのプログラマにお勧めできる一冊です。
このレビュアーはお薦め度を5としています。
私はプログラマではありません。コンピュータの運用保守の仕事をしています。でも、自分たちの使用しているオープンソースのソフトウェアがどんなコードで書かれ、それがどのような仕組みで動作しているのかを知っておくことは決して無駄なことではないと思います。業務でオープンソースのソフトウェアを使用した運用保守をしている時、コードのレベルで動作を知っていればと痛感する場面は多くあります(セキュリティホールが発見………私はずっとこのような本が出るのを待っていました。C言語等の熟達者(あるいはデベロッパ)向けの本かと思いますが、是非、そうでない方も手にとって読んでみてください。
このレビュアーはお薦め度を5としています。
開発の現場にいると、意外に他人のソースを読む機会が多いもの。また、オープンソースを扱っていると、トラブル時の原因究明だったり、あるは、自分の勉強のために読む、ということもあるでしょう。そういう場面におすすめなのがこの本....と思っているとちょっと違います。意外に中身はプログラミング・テクニックがメインです。しかも、実践を積んできた人なら、いつの間にか身につけているテクニックだったり、あるは、プロ………「オープンソースから学ぶプログラミングテクニック」というサブタイトルの方が、適切に中身を表していると思います。それよりも、この本のカバーをはずしてみると....
このレビュアーはお薦め度を4としています。
載っている例題がわかりにくく、本に載っている抜粋部分だけでは理解するのが難しいと感じた。また、C言語の文法に関する記事などが眠い。もっとテクニックにポイントを絞ってほしかった。しかし、これまでコードを読むことに関する教科書はなかったので、着眼点は良いと思う。
このレビュアーはお薦め度を3としています。
「プログラミング初心者に毛が生えた感じの人~~~中級者とまではいかない人」には非常にお勧めの本です。題名からすると、なんかオープンソースのEmacsやらLatex系のソースの凄いテクを学ぶみたいな印象を受けるんですが、結構地味で、最初はechoとか、lsみたいなのから学んで行きます。上級者には不要の本です。パソコンで打ちながらせずとも、ベッドで寝転んで読んでも楽しめます。練習問題は・・・・・
このレビュアーはお薦め度を4としています。
内容のほとんどがCをベースにしたもので書かれており難易度も少し高めだと思いました。一応多少Javaを扱っていますが基本的にCばかりで、Cの知識が十分に無い人が読んでも大して役に立たないかと思います。最後の方に実際にコードを読んで解析していくところがあったり、便利なツールを紹介していますが、全体的にそういう本であったらもっとよかったと思います。
このレビュアーはお薦め度を3としています。
私もテクやTipsを扱った内容か、或いはハッカー本を期待して買ったクチだった。でも、意外なほどに教科書的な内容でちょっとガッカリ。学生さんや日曜プログラマ向け?
このレビュアーはお薦め度を3としています。
「全ての創造は模倣から始まる」と言う観点から見て、他人(それも達人と呼ばれるプログラマ)のコードを読むという点にポイントを置いた着眼点は良いと思う。特に監修者の一人があのRubyのまつもとゆきひろ氏だったので期待感があった。
だが、内容的には何らかの段階を追ってとか、分野別に説明をするとかではなかったので、焦点が絞れていない印象を受けた。しかし私は昔、TanenbaumのMINIXの本を輪講した………昔前なら、(著名な)他人様のソースを見る機会など望むべくもなかったのだが、良質なソースがオープンな環境で入手できる現在の状況は恵まれているとつくづく感じる。
このレビュアーはお薦め度を4としています。
この書評の本は・・・・・ Code Reading―オープンソースから学ぶソフトウェア開発技法