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相対試験というもの

 公認会計士二次試験は相対試験です。一定の点数を取った者がみな合格するわけではなく、上位何人かが合格、という形です。したがって、当初予定の合格者数より受験生が多い限り、誰かは必ず合格し、誰かは必ず不合格となります。絶対的な点数で決まるのでなく、受験生の中での相対的な点数(順位)で合否が決まるわけです。
 ですから、問題が難しいか否かは本質的な問題ではないのです。周りに比べて、自分がそれ以上にできるかどうか、が重要なわけです。
 どんなに難問が出たとしても、あなた以外の受験生が全員、小学生だったら、きっとあなたは合格することでしょう。逆にどんなに簡単な問題であっても、周りがすべて会計のプロフェッショナルだったらきっとあなたは不合格になることでしょう。
 また、どんなすごい勉強法があったとしても、みんながそれをやれば、レベルのたいへん高い試験になりますし、逆に、あなただけがその勉強法をしていれば、やすやすと合格することでしょう。もちろん、誰にでも適用できる普遍的な勉強法があるとは思えませんから、これは机上の理論です。
 しかしちょっと考えると、具体的な方法としては唯一の最適勉強法はなくとも、抽象的な唯一の最適勉強法があるのです。それは、「自分に合った勉強法」です。人によって自分に合った勉強法は違うでしょうが、その人にとって最適な勉強法は、その人に合った勉強法なのです。
 したがって、現在の二次試験を考えると、自分に合った勉強法をしている人が多ければ、たいへんレベルの高い試験ということになります。逆に、自分に合った勉強法をしている人が少なければ、レベルの低い試験になるわけです。
 現状はどうでしょうか。
 私の知る限り、自分に合った勉強法をとっている人は、全体の10パーセントぐらいと感じます。もちろん、感覚的な数字ですし、私の少ない経験をもとにしていますから、これが信頼できるかというと疑問はあります。しかし、やはり私の観察と他の人の話を総合すると、このくらいの数字が私にとって一番しっくりくる数字です。また数字は別にしても、やはり自分に合った勉強をしている人は圧倒的に少ないと感じます。
 ですからチャンスです!!
 自分に合った勉強法さえとれれば、かなり相対的に上位にいることができるわけです。もちろん、自分にあった勉強法で勉強さえすれば合格するというものではありません。その人の潜在的なポテンシャルにもよるでしょうし、自分に合った勉強法でなくても、力技で強引な勉強を長く続けることで相対的に上位に来る人もいるからです。
 しかしながら、自分に合った勉強法をしなければ、上位に食い込むことは、たいへん難しいわけです。自分に合った勉強方法をとらずに上位に位置する人は、ポテンシャルがもともと高いか、時間と精神力をたっぷりとかけた結果なのでしょう。
 今はチャンスです。自分に合った勉強法さえ確立すれば、合格の可能性は著しく高くなると思います。
 そのためにも、やはり「自分を知る」ということがものすごく大切になるわけです。
 自分を知り、敵(試験)を知る。そしてもっとも効果的な自分に合った戦略を立てて実行する。
 それが会計士受験生の競争優位の源泉なのです。
 私はポーターさんの本(「競争優位の戦略」)を読んでこのことを実感しました。

 相対試験

 それに勝つためには、人と差別化された自分なりの方法論が必要なのです。あなたが平凡な人であればあるほど・・・。人と同じことをしても、合格率7%の試験には太刀打ちできないのです。せめて、平均的受験生と同じことをするのでなく、平均的合格者と同じ事をする方がまだましでしょうね。
 天才ならこんなことは考えずにとっとと合格してください。
 私自身、そんなに潜在能力が高いとは思っていません。ただ「限りある能力」を、「どこに」「どうやって」集中させるか、ということは今でもよく考えています。
 ちなみに敵を知るには過去問答練が有効です。


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