私は大手監査法人に勤務する公認会計士です。公認会計士として以下のことを述べます。監査人は企業会計原則を基礎とし監査小六法等に記載されている数々のGAAPを判断基準とし、監査人としてGAASに準拠し監査業務を遂行します。最終的に、クライアントの貸借対照表日における財政状態及び監査対象年度において経済的実態開示が行われているか否かについて監査報告書を提出します。
あくまでも、二重責任の原則より、最終生………らには、神は私だけはそれを乗り越えられることもまた知っているのではないか。なぜなら神は私の無実を知っているからである。」
私はこの言葉に敬服の念を禁じえない。
このレビュアーはお薦め度を5としています。
たったひとつの事実、すなわち真実の認定がなにゆえかくも難しいものであるのか。私たちの普段のビジネスにおいても、自己の利益獲得や自己保身のために事実を曲げる、黙る、立ち去るといった姿を目にすることは珍しくない。そして、当書においては検察と大物公認会計士との真実の判定に対する戦いを、著者がひとつひとつ積み重ねていく事実が迫力をもって私に問いかける、何が真実なのか?、検察の目的は何か?冤罪としか考えられ………の欲や弱さが、普通のビジネスマンに明日ふりかかるかもしれない想像を絶する現実を丁寧に記述している。
社会生活に疲弊したとき、正義に生きる著者に、強く励まされる。
このレビュアーはお薦め度を5としています。
遠い昔、法学部で刑法の理念を学んだことがある。今は法曹界とは関係のないところに身をおいているが、強大な国家権力を背景に国家が人を裁く上での根本的な誤謬のリスクが近代刑法の制度には内在されていたと理解している。つまり、人が人を裁く上で不可避な感情・先入観からの誤審を避けるため、有罪と断定できる証拠がなければ無罪と推定するという考え方である。多くの真の犯罪者を裁く公共の利益よりも一人の無実の罪で罰せ………課すかどうかということと同義的な責任を追及することは厳然と分けなければならない。国策捜査には、同義的な責任も刑罰であがなわせようという権力者の暗い心を感じる。
このレビュアーはお薦め度を5としています。
ここでもまた、恐ろしい日本の司法制度が白日の下になりましたね。
一般の方にとってはにわかには信じ難い事ですが、司法制度の闇は現実に存在します。
筆者も仰っていますが、日本の刑事裁判の有罪率は99.9%。
もはや日本の刑事裁判においては、真実だけでは自分を救えないのです。
そしてあなたの身にも映画「それでもボクは、やってない」同様、いつ何時この悪夢が
降り掛かってきても不思議ではありません。
叩い………説明することは簡単なことではありません。
今のような状況が一日も早く改善され、国民の安全を国が脅かすことのないように
安心して暮らしていける世の中を切に願います
このレビュアーはお薦め度を4としています。
冤罪なのかどうかは実際にわからないが、細野氏が証拠を提示している
にもかかわらず、裁判所は論点をずらして実刑を言い渡している。
裁判所は本来行うべき業務の怠慢としか思えず、さらには見方に
よっては、裁判所と検察との間で通謀でもあるようなイメージさえ
受ける。
細野氏のキャッツとのかかわりは、現在の監査法人とクライアントの
関係を考えると、少々かかわりが深すぎるように思えるが、それは
時代の違いで………る。
実際キャッツ関係の被告人も細野氏の無実を証明していることから、
合理的な理由が無い限り、裁判所が一審の判決をそのまま引きずる
ことは問題と思われる。
このレビュアーはお薦め度を5としています。
私は中堅監査法人で監査業務に従事している。
大手でない監査法人のクライアントは、それなりにリスクがあるところが多く、
何度か会計処理をめぐってクライアントと対立したこともある。
非常に難解な経済事象(取引)をどのように財務諸表に反映するかは
会計士がチームで検討してもなかなか結論に至らないこともある。
翻って、本件の会計処理で検察は、ファーストマイルの取得価額を
一審で6.5億円と主張して、著者………が、理論として破綻している。
会計基準の解釈も出来ない検察に起訴されると思うと本当にぞっとする。
著者の信念の強さに感服するとともに、著者の無罪を信じている。
このレビュアーはお薦め度を5としています。
何気なく手に取った本だが、一気に読んでしまった。この本の著者であられる細野祐二氏の
裁判での無罪確定を願わずにはいられない。司法の世界は一般社会には閉ざされていて、その実態はわからない。しかし、この著者の凄まじいまでの正義の信念と、それ故の闘魂と冷静さと執念が漲る文章の、ただならぬ迫力は、司法の世界の闇の一端を垣間見せてくれた。こんなことが現実におきているのか!?驚きと絶望と激しい怒りを感じずに………を自分自身の心に正直に聞いてみて欲しい。どんな制度でも人間がつくる以上、完璧は、ないのかもしれない。しかし、人間として、やっていいことと、悪いことがあるはずだ。
このレビュアーはお薦め度を5としています。
本のはしがきにあるように、この本を司法関係者、報道関係者、そして一国民として読んでほしい。
まるで一昔前の特高警察のような取調べまた、怠慢な裁判が今起きているとは信じがたい。
特に弁護士、裁判所の怠慢ぶりには怒りを通り越してあきれるばかりだ。
私たち国民は、一縷の望みをかけて弁護士を頼るのであり、真実が必ずや明らかにされ公正な裁判が行われるのだと信じてきた。それが、今やその信頼は脆くも崩れ去った。………自分たちで答えを出せるのではあれば会計士の先生にわざわざ相談もしない。私たちは困っているから会計士の先生に相談するのだ。著者のような会計士が増えてほしいものだ。
このレビュアーはお薦め度を5としています。
この書評の本は・・・・・ 公認会計士vs特捜検察