「東京地方検察庁の建物は、日比谷公園の北側に愛宕通りを隔てて『起立』しており・・・」(p10)
「屹立(きつりつ)しており・・・」と書きたかったのか? いきなり冒頭からゲンナリさせられ、先行きが心配になった。が、文章力・構成力は高く、以降はぐいぐい引き込まれて一気に読んだ。
「正直言って私は、今までキャッツの平成十四年度の有価証券報告書をまともに読んだことがない。有価証券報告書のことはすべて監………なくリスキーな経営陣と、一公認会計士の驚愕すべき密着ぶり"。その様子が端無くも詳細に明らかにされている点で星4つ。検察については他でもある程度語られていること。
このレビュアーはお薦め度を4としています。
まだ読み始めて半分くらいです。
おもしろいです。
とても。
でもそれは、
実名暴露モノだから、
と後になって気づいた。
筆者とキャッツの関係は、
通常の監査対象会社にしては「濃すぎないか?」
それから、
会計士として、
元クライアントの秘密保持は、いったいどう考えてるんだ?
自らの無実のためなら関係ないのかな?
はめられたにしても、
その2点がどうにも気になってます。
このレビュアーはお薦め度を5としています。
刑事事件有罪率は99.9%だという。その理由がこの本を読めば分かる。周防監督の映画『それでも僕はやってない』の会計士版である。最近では、志布志事件などのでっち上げが明らかになり、取り調べ過程の情報公開が議論されているがこの本の内容も、無罪を証明する証拠を裁判所が無視するなど、検察・裁判所の違法捜査、職務怠慢(犯罪だ)のひどい実態が、被告側から明らかにされる著者はこの本を、審理に使用できる内容にする………者の功績は大きい。できれば、周防監督に、映画化してもらいたい。
詳細書評:http://blog.so-net.ne.jp/furuido/2007-12-09
このレビュアーはお薦め度を5としています。
この作品における事件は法曹界の誤った正義感及び常識が根底にあって成立したものであると思う。彼らが共有する正義感や常識は、換言すれば彼らの中にある絶対の自己正当性ともいえる。一言で誤った正義感とか自己正当性といえば、聞こえはいいが、それに伴う被害は甚大なもので、冤罪とか受難という言葉で、簡単に表現していいものでは決してない。
私は筆者が経験したケース、あるいは類似したケースに遭遇することはおそらくな………ばかりいって恐縮ですが、心から応援したいと思います。がんばってください。
最後に、なくなられたご令室並びに村上氏のご尊父様のご遺憾を偲び哀悼の意を表します。
このレビュアーはお薦め度を5としています。
たった今読み終りました。真実を証明する事は、私も一緒です。お互い頑張りましょう。必ず勝ちましょう。真実証明の為の、細野先生の前向きな真摯な姿勢に、感動しました。真実は勝つ。元(株)キャッツTCO事業本部技術部長。「私は薬に殺される」(幻冬舎)著者 福田実
このレビュアーはお薦め度を5としています。
この物語により一つの犯罪が検察側にどのように立件され、それが法廷でどのように裁かれていくのかが理解できました。そして、職業的な専門家がクライアントとどう向き合って業務提供をしていけばよいのか非常に考えさせられました。
検察側が犯罪者と推定する人間を公的にも犯罪者とするために、検察側による犯罪の作成、その犯罪を成り立たせるための自白の強要、嘘の証言の強要などの情報操作が実際に行われているということに………ほしいと思います。また粉飾決算とはどのようなことを指すのか、小切手の資産性についての納得のできる解釈、専門家が行った株価算定の有効性を示してほしいと思います。
このレビュアーはお薦め度を5としています。
読後の率直な感想として、本の内容は濃く、そして深く、いろいろな意味をもち問題を提起する本だと感じた。
形式的には上場会社キャッツの粉飾決算に加担した罪で有罪判決を受けた著者が、検察による捜査および起訴、裁判の過程をドキュメントとして記述しつつも、さまざまな角度から事実を検証し冤罪の主張を展開している本である。いわば、著者は被告であるが、弁護人でもある。全体的に不当な司法への怒りに満ちているが、怒り………が、一方、監査へのパッシングや監査リスクの高まり、監査業務の職責の増大という副作用も生み、監査の人材流出が起きている負の側面からも目を背けてはならないと思う。
このレビュアーはお薦め度を5としています。
主人が購入した本著を拝読いたしました。難しくて分からない部分もありましたが、話しのポイントや壮絶な情況は十分に理解できました。「それでも僕はやっていない」を昨年見た際に、主人と「こういう場面では絶対に警察と対面せずに逃げるしかないね」と話しておりましたので、あらためて警察や司法制度に対する不信感が募ります。平和な社会・家庭にいる善良な市民でも、一度司法から嫌疑をかけたらどうしようもないということな………なりません。
著者の高い知見、不屈の精神力、強い責任感に感銘を受けたと同時に、著者のような方に今後の日本を引っ張っていって欲しいと強く感じる次第であります。
このレビュアーはお薦め度を5としています。
この書評の本は・・・・・ 公認会計士vs特捜検察