私は大手監査法人に勤務する公認会計士です。公認会計士として以下のことを述べます。監査人は企業会計原則を基礎とし監査小六法等に記載されている数々のGAAPを判断基準とし、監査人としてGAASに準拠し監査業務を遂行します。最終的に、クライアントの貸借対照表日における財政状態及び監査対象年度において経済的実態開示が行われているか否かについて監査報告書を提出します。
あくまでも、二重責任の原則より、最終生………らには、神は私だけはそれを乗り越えられることもまた知っているのではないか。なぜなら神は私の無実を知っているからである。」
私はこの言葉に敬服の念を禁じえない。
このレビュアーはお薦め度を5としています。
「第1章東京地検特捜部」の内容には衝撃を受けた。このような事が今の日本で行われているのか、信じられない、間違いであって欲しい、というのが正直な感想だ。
真実よりも、真実でない事を認めたほうが結果として得をするかもしれないが、そうではなく自分の信念を貫く著者の強さが本文の随所に現れ、非常に印象に残った。
「誰もが乗り越えることをあきらめざるを得ないほどの厳しい試練を神が与えるからには、神は私だけはそれを乗り越えられることもまた知っているのではないか。なぜなら神は私の無実を知っているからである。」
最後まで読んで、この言葉をじっくりと味わって頂きたい。
このレビュアーはお薦め度を5としています。
私は中堅監査法人で監査業務に従事している。
大手でない監査法人のクライアントは、それなりにリスクがあるところが多く、
何度か会計処理をめぐってクライアントと対立したこともある。
非常に難解な経済事象(取引)をどのように財務諸表に反映するかは
会計士がチームで検討してもなかなか結論に至らないこともある。
翻って、本件の会計処理で検察は、ファーストマイルの取得価額を
一審で6.5億円と主張して、著者………が、理論として破綻している。
会計基準の解釈も出来ない検察に起訴されると思うと本当にぞっとする。
著者の信念の強さに感服するとともに、著者の無罪を信じている。
このレビュアーはお薦め度を5としています。
私自身、事件の舞台である潟Lャッツに16年間勤務していました。事件後、民事再生から転職を余儀なくされました。この本を読むまで、この事件の真相を理解していませんでした。私は著者である細野氏を知っています。加えて細野氏以外の登場人物の多くを知っています。この作品は、満天白日の下に事件と関係者の本質を明らかにしたものでした。この事件の本質は、「外部の詐欺師たちが起こした経済事件」であり、詐欺師らは捕まり………だと思います。この本は、経済犯罪を裁くということの難しさを、ノンフィクションで解説した良書です。加えて、人が人を裁くことの難しさを、この本は教えてくれています。
このレビュアーはお薦め度を5としています。
驚愕の事実が世の中に公開された。キャッツの株価操縦事件にからみ2004年3月に逮捕された公認会計士による特捜検察との闘争の3年半が綴られている。
第1章の東京地検特捜部のつかみから圧巻である。検察の取調べ手法は常軌を逸しており、会計のプロである公認会計士に対して強引に「有価証券報告書虚偽記載」というシナリオを描いて立件を進める捜査姿勢・方針には身の毛がよだつ思いがした。
この本のすごみは、控………業であり、そこに大きな救いがある。
一方、検察という恐ろしい国家権力の横暴と、それを止めることができない日本の司法制度には怒りを通り越して呆れるより他にない。
このレビュアーはお薦め度を5としています。
a キャッツ事件の本質は株価操作と財務諸表の虚偽記載
大友氏が株価操作のために60億という大金を使い込んでしまった。こんなことは貸付金として
でも外部に報告することはできない。そこで考えたのがSPC(この場合ファーストハウス)を使っ
た勘定科目の偽装である。外部からファースト・マイルの株を6億5千万程度の安値で買い60億
でキャッツに売却。キャッツでは関係会社株式として外部に報告した。勘定科目のロ………に当然気づきそうなものである。ただし、監査人が経営に関与し、役員から1千万
円ものカネを受け取るような独立性を喪失した異常な監査では無理であったかもしれない。
このレビュアーはお薦め度を1としています。
たったひとつの事実、すなわち真実の認定がなにゆえかくも難しいものであるのか。私たちの普段のビジネスにおいても、自己の利益獲得や自己保身のために事実を曲げる、黙る、立ち去るといった姿を目にすることは珍しくない。そして、当書においては検察と大物公認会計士との真実の判定に対する戦いを、著者がひとつひとつ積み重ねていく事実が迫力をもって私に問いかける、何が真実なのか?、検察の目的は何か?冤罪としか考えられ………の欲や弱さが、普通のビジネスマンに明日ふりかかるかもしれない想像を絶する現実を丁寧に記述している。
社会生活に疲弊したとき、正義に生きる著者に、強く励まされる。
このレビュアーはお薦め度を5としています。
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日本もいつの間にやら恐ろしい国になってしまったようだ。
一度特捜ににらまれたら最後。
虚偽の自白でもしなければ社会へは還れないらしい。
法律論と会計論が別というなら、別の紛争解決手段を設けるべきであり、
特捜の三権に対する越権まがいの行為に、何もいえない
素人司法。
ライブドア事件も、日本の後ろ暗い歴史の一幕だったんだと
改めて分かる一冊
素人でも分かりやすく専門的に書かれているので
一読すれば会計の勘所もつかめる
優れた教科書でもある。
会計を学ぶ全ての人に。
このレビュアーはお薦め度を5としています。
この書評の本は・・・・・ 公認会計士vs特捜検察