コンピュータの本は数多ありますが、本書のような一風変わった本はそうそうないと思います。
なにが変わっているかというと、まずは文体です。
とても高いレベルの内容を、知識の少ない小学生にも分かるように、やさしく語りかけるような文章なのです。
「エントロピー」「有限オートマトン」など、恥ずかしながらこれまで言葉自体知らなかったものの、本当は大切な概念を、この本で理解することができました。
それも、「………、さまざまなウンチクが得られるとともに、なぜかロジカルな思考法も学べたような気がします。
これはコンピュータ本であって、コンピュータ本の範疇を超えた名著です。
このレビュアーはお薦め度を5としています。
とても優しい例え話を織り交ぜながら、基本となる概念を紹介しています。昔の情報処理試験なんかこんなレベルから始まっていたなと懐かしさを思い出しつつも、新たに学ぶ点も多いと思います。
例えば、bitの概念なんて、昔の教科書には小難しくも必ず載っていましたが、最近は載っていないんでしょうね(基本情報処理の試験は受けたことがありませんが、基本過ぎてパスしているようです)。
確かに数学的論理思考は、20年後は言うに及ばず、必ず生涯にわたって役に立つと思います。
優しい表現でいながら、律速の法則やエントロピーなどを解いているのは、筆者の筆力によるものだと思います。
このレビュアーはお薦め度を5としています。
コンピュータの基本事項について書かれた本である。この手の本としては、珍しいことに
○ 数式が出てこない
○ 専門用語が出てこない
○ 軽い語り口調で書かれている
○ ユニークな例え話で解説している
…etc、非常にとっつきやすい内容になっている。この手の話題に疎い人には、お勧めの一冊である。また、それなりにこの手の話題に詳しい人でも、本書を読むことによって何かしらの発見があるのではないだろうか?ち………ュータという観点に止まらず、コミュニケーションという観点からも、大変勉強になった。
「コンピュータの本か…」と堅くならずに、気軽に読んでもらいたい一冊である。
このレビュアーはお薦め度を4としています。
まずタイトルを読んで「?」。
「コンピュータを理解する」なんて考えたこともなかった。
コンピュータは理解する、しないではなく、単に人の手足になって使うもの。
潜在意識の中でそんなふうに思っていたのだろう。
でも、コンピュータっていろいろな仕組みのうえに成り立っている。
こんなこと当たり前のようだが、一度立ち止まって、さまざまな英知の結集であるコンピュータというものを見つめ直した場合、
こんなに………根源的で、興味深く、楽しい話がつまっていたことをこの本は教えてくれる。
著者の巧みな文章捌きには感心しつつ、新しいタイプの現代教養に触れられたことに感謝する。
このレビュアーはお薦め度を5としています。
コンピュータからはかけ離れたたとえ話で話が進んでいきます。
というか、最後までそんな話ばかりです。
でも、この本を読み終えたあとに専門的な本を読むと、
「あの本に書いてあったことはこういうことだったのか!」
って思います。
これからコンピュータを学んでいこうという方は、まず読んでおくと
いいかもしれません。
この本に書いてあることの本質に気づくのはしばらくたってからかもしれませんが、
いつかきっと役に立ちます。
時々読み返してみて、基本に立ち戻ろうと思います。
大事にとっておきたい本です。
このレビュアーはお薦め度を5としています。
何なんだろう、この本。
ふつうのコンピュータの本とは、ノリが違う。
味噌汁? 油田? ダンボール? 自動販売機?
そんなの関係ないじゃん、と思うようなものと絡めて、結果としてはとっても納得させられてしまう。
お堅い大先生が書いた専門書であれば、到底理解できない概念なのだろうが、
この著者の手に掛かると、まさに手をかえ、品をかえ、サルでも理解できるように説いてしまう。
この本のよさを文章で説明しきれないのが情けないが、とにかくいい本であることは間違いない。
このレビュアーはお薦め度を5としています。
この本はコンピュータの小手先のテクニックを解説本ではなく、本来は理解するのがかなり難しいとであろうコンピュータの根本的な知識を、著者独特の比喩と読みやすい文章で説いています。
例えるならば、頭のいい家庭教師が出来損ないの生徒に分かりやすい言葉で、分かるまで懇懇と教えてくれているような感じの本です。
小難しいコンピュータ書のイメージからかけ離れていて、いい意味で期待を裏切られます。
また、本当に根本的なことを語っているので、哲学にも通じるような、人生道にも通じるような、読み手にとってさまざまな受け取り方ができそうな不思議な良書です。
このレビュアーはお薦め度を5としています。
本書はコンピュータ書の概念を打ち砕きます。
事細かなパソコンの使い方を指南するわけでもなく、パソコンの最先端情報を解説する本でもない。
パソコンの根本的な概念、知っておくべきだけれども、基本的には高度な概念で、
まともに専門書を読んだのでは到底理解し得ないことを、
著者独特の絶妙のたとえと、くだけた読みやすい文章で、
パソコン“超”初心者でも理解できるような配慮が随所に伝わる作品です。
科学云々、ということを抜きにして、現代教養の読み物として楽しめる一冊です。
このレビュアーはお薦め度を5としています。
この書評の本は・・・・・ あなたはコンピュータを理解していますか? 10年後、20年後まで必ず役立つ根っこの部分がきっちりわかる! (サイエンス・アイ新書)