銃・病原菌・鉄〈上巻〉―1万3000年にわたる人類史の謎の書評

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17 なんで面白いんだろう?  7 point獲得のBEST書評  支持率 58.34 %

書いてある内容は、それほど突拍子ないわけではないし、冗長といってもいいぐらいの分厚さだ。でも読んでてすごく楽しいし、ワクワクするし、一気に読んでしまう。なぜだろう。擬似生物学的人種主義という(頭の片隅では僕もたぶんあなたも抱いてる)考え方を明示的に論敵としていること、著者の示す図式が明快であること、そして無数の事例や知識が著者の図式と科学的論証手続きにのっとってきれいに配列されていること。たぶんこれらが相まって僕の頭をすっきりさせてくれるのだ。おかげで大掃除は来年に持ち越し。

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18 人類の発生と発展  6 point獲得のBEST書評  支持率 66.74 %

人類の誕生以来、人がたどった道筋を詳細に、そして文化人類学的に解説している作品。その切り口は、この本の題名のとうり、銃、細菌、天然資源、さらに言語、飼育、食用植物の栽培、社会的集団の形成など多岐に及ぶ。なぜ定住民族が、ローマ帝国や中国の王朝などの強大な勢力を持つ国にまで発展できたのか、またそれに反して、なぜ狩猟民族が、部族の単位ほどにしか発展しえなかったのかなどについて論じている。内容は実質的で的を得ているが、もう少し簡潔に書いた方がより理解しやすいものになったと思う。

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19 戦争がなくならない理由がちびっとわかった気がする。  6 point獲得のBEST書評  支持率 46.24 %

人類の住んでいる地域が少なかった頃は、旅や航海の得意な民族が勢力を広げていった。けど、地球中に既に人類が住み着いちゃってる現代に領土を広げていくのは、先に住んでいた人を押しのけ、自分の支配下におきたいという欲求の強い民族が勢力を広げていくことになるんだよね。何が淘汰されずに生き残るのに有利かは、時代によって移り変わってきたようだから、この先も変わるかもしれないけれど。そういう視点で歴史を見たことが………ておもしろいと言うか・・・それで、現状の貧富の差をどう見るのかとかどう解決するのか?ということの答えをこの本に求めようとすると批判とかあるのかもしれませんけど。

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20 科学としての歴史を構築せんとする実は大胆な野望の書  6 point獲得のBEST書評  支持率 66.74 %

「科学としての歴史」というと直ぐに「史的唯物論?」と反応される 方もおられるかもしれないがご心配なく。 著者は医学をはじめ生物から考古学、歴史まで幅広く修めた才人で、 文明発展格差の謎について、学際的に様々な知見を交えアプローチ しており、飽きずによませる。 大きなスパンでの発展の制約や法則性を考察しようという観点なので 細かな勢力分析や個人の影響などは捨象されている。 勿論、人種の生物学的相違や………明してゆく。 タイトルの「銃・病原菌・鉄」はピサロによるインカ征服時の決定要 因だとして、本書の史観を象徴している。 表現は極めて平易で子供にもよみこなせよう。

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21 文明の発展を決めるものは?  5 point獲得のBEST書評  支持率 71.44 %

銃・病原菌・鉄。旧世界が新世界を征服できた主要な原因である。しかし、なぜ旧大陸だけに銃、病原菌、そして鉄があり、新大陸にはなかったのか。その究極の理由は何であろうか。人類が生まれた大陸、アフリカはなぜヨーロッパに支配されてしまったのか。オーストラリア、ニューギニア高地。なぜそこに生きる人々は石器文明から進歩しなかったのか。ミクロネシア、ニュージーランド、ハワイ。同じ民族から出発した島々でありながら………的要因、動物学的要因が必然的!に文明を栄えさせ、ヨーロッパが世界を支配した究極の原因と断定する。文明の発展を新たな視点から解き明かそうとする、優れた著作である。

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22 圧倒的な傑作  5 point獲得のBEST書評  支持率 71.44 %

人類の歴史を複雑系の視点から科学的に解き明かそうとした試みの先駆けとしての名著。歴史物に必ずしも興味がなくても、ビジネスマンや研究者を知的に刺激し充分に楽しませてくれる傑作。環境、生態系、地理的条件、技術、社会体系など様々な要因が絡み合って歴史の行方を決めたと洞察する著者のアプローチは今後も様々な場面で応用されることだろう。

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23 これはノンフィクションでなく論文だと思う  4 point獲得のBEST書評  支持率 22.24 %

それほど面白い本ではありません。著者の優れた学識と明快な論理の展開は確かにすばらしいと思います。しかし、一般の人が読む本として考えると面白味に欠ける点は否めないと思います。翻訳のせいもあるのかもしれませんが、正直言って読み通すのがつらかった。考古学・歴史ファンにはテーマそのものが無条件で面白く感じられるものなのかもしれませんが、私は「XX賞受賞」というのはやはりあてにならないな、という印象を受けました。

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24 視点が新鮮  4 point獲得のBEST書評  支持率 66.74 %

従来の世界史や文明史では誰も説明しなかった(できなかった)素朴な謎を、地理的な要因や科学技術史的な観点から次々と説明をつけていくのがとても新鮮。 私たちの物の見方に新たな視点を加えてくれる、文系/理系を問わず必読の一冊。

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この書評の本は・・・・・ 銃・病原菌・鉄〈上巻〉―1万3000年にわたる人類史の謎