元マイクロソフト中島氏の日米IT比較論。
タイトルにある“おもてなし”については一章のみで展開し、二章は著者の経験、
そして後半は対談収録と、いまひとつ軸が定まらない感はある。
それでも、筆者の豊富な経験を元にわかりやすくまとめられた内容は十分に面白いし
MSとソニーとアップルの違いはなるほどという感じ。
省エネ本の特徴でもある対談にしても、どれも中身の濃いものばかりで安心して
読みすすめられる。
ということでちょっと甘めに座布団四枚。
このレビュアーはお薦め度を4としています。
おそらく、本書の評価は大きく二分されることと思われる。一つは、既に著者の blog で読んだ内容の反すうないしはキーパースンとの対談に新たな発見はないというもの、二つ目には、ユーザエクスペリエンスを「おもてなし」と定義した(ちなみに、この定義は著者によるものではないと本書中に記されている)慧眼への評価、である。
前者の評価を加味することは避け得ず、星5個に満たない部分はそこから来る不満を反映したつ………る。このあたりの評価を星3つとしたい。
構成を再考するならば(学問・研究上の)工学的要件を備えたであろうと思うと、いささか残念なところはある。次作に期待したい。
このレビュアーはお薦め度を3としています。
中島さんが本書で教えてくれるマイクロソフトでのソフトウェア開発の主導権争いの生々しいエピソードは初耳でした。
マイクロソフトの製品開発に深くコミットしていた日本人がいた、ということがまず驚きです。
もっとびっくりしたのが、西村ひろゆき氏との対談でグーグルの弱点を指摘していること。西村氏の「僕はグーグルにしかない価値が何なのかわからない」という評価に対し、中島さんも
「グーグルは検索で、1……… がしますね。
ウェブ2.0ブームとひと味違うIT現場からの発言は、新鮮です。
今までにないインターネットの将来像の見方を教えてくれるかもしれません。
このレビュアーはお薦め度を4としています。
アップル、マイクロソフト、ソニー各社必死の競争の末どこが生き残るのか? windous95,98の開発に携わった中島聡さんがブログにまとめていたことを中心とし書き下ろし。
おもてなしという日本古来からの言葉をキーワードにし、心に残るような演出を心がけた製品を作った会社が生き残っていることを様々な商品から導く。大変新鮮に読みました。
このレビュアーはお薦め度を5としています。
第1章が本書に求めていたもので、タイトルに準じたものはここにだけで記載されている。
YouTube に負けた Google とソニーがなぜ iTunes + iTunes Store + iPod や iPhone を作ることができなかったのか。正直、ここを読むだけでも十分面白い。
簡単にいうと、アップルが作るものには「もてなし(user experience)」があり、
今のソニーやマイクロソ………すけど。
著者の中島さんはアスキー、マイクロソフトで技術者であったことは知っていましたが、当にマイクロソフトのキーマンだったことを知り、正直驚きました。
このレビュアーはお薦め度を5としています。
この書評の本は・・・・・ おもてなしの経営学 アップルがソニーを超えた理由 (アスキー新書 55)