前書「問題解決プロフェッショナル」以上に本質的なインパクトを狙った書であると思う。「思考や技術」を作り上げるのは、「構想力と分析力」であると考えればその位置づけは明快になる。とくにこの本の前半は、考え方の大前提を問うているもっとも重要な部分だ。我々のすべきことは「あるべき姿」から「現状の姿」を引いたものであるという考え方は、経営コンサルティングの第一原則といってもよい基礎中の基礎である。さらに、既………頃の「問題意識」から芽生えるものだと私は考えており、この手の本は、そうした思考法を整理するための本であるべきと考える。そのポジションが明快でないところが残念だ。
このレビュアーはお薦め度を4としています。
問題を解決するのに巷の本を参考にしてみたが、何故かうまくいかない。うまくいないのを本のせいにもしていたが、ばかなのは私であった!そう私は問題の捉え方を間違えていたのである。とかく問題に対して解決策は?、対応策は?と考える前に、じっくり腰を据えて「何が問題なのか?」を問い直す必要がある。本書の「問題発見の4P」は、問題解決を急ぐ私に、問題を把握する「ゆとり」を与えてくれた。
このレビュアーはお薦め度を3としています。
問題発見と問題解決は表裏一体、コインの表裏のようなものだ。身近な例で考えても、何が問題かがはっきりすれば解決策はおのずと出てくる事って多くない?ところがビジネスになると、ソリューション志向とか言って、勝手なノウハウを振り回して煙に巻いていないか。”問題解決のカリスマ”と呼ばれる筆者をしてこの本を書かせたのは、実は自然な流れなのだろう。あるべき姿が描けないから、問題が何かがわからない。あるいは間違っ………問題設定をして、すぐに安易な解決ノウハウに頼ってしまう・・・。例によって著者お得意の豊富な事例で、平易に読み進む事が出来るが、その意味するところは、深くて熱い。
このレビュアーはお薦め度を5としています。
経営コンサルタントが書いた問題の解決法の本がブームのようです。論理思考、フレームワークに基づいた解決策思考が中心です。しかし、その問題が本当に「問題」なのかを発見するための一冊です。前半は大局的に問題全体を構想する「問題発見構想編」、後半は問題を構造的に分解するテクニックを網羅している「問題発見分析編」です。同シリーズで、「問題解決プロフェッショナル」がありますが、こちらをあわせて読むとより理解し………断力」、「分解力」、「統合力」の4つのスキルが必要で、そのバランスが大切とのことです。そのためのツールとして4Pを何とか使えるようになって「今」に活かしたいな。
このレビュアーはお薦め度を5としています。
まずタイトルである「問題発見」が新鮮。問題を解決する前に、その問題が本当の問題なのか?この点を気づかせてくれるだけでも、読むに値する良書です。さらに、コンサルタントが分析のツールとして実際に活用している数多くのテクニックがわかりやすく説明されている「第3部問題発見分析編」も、自分の仕事の視野を広げる意味で非常に役に立つものばかりです。このパートだけでも十分に読む価値があります。
このレビュアーはお薦め度を5としています。
コンサルタント業務をしている知人にコンサル・スキルを学ぶテキストとして勧められた。類書と比べて「問題発見」に力点を置いている。売上高が落ちたから売上高を上げろといった「コインの裏返しの解決策」に走ることは大企業でも、また個人の次元でもよくやってしまうことだ。問題の発見・検討を怠ったまま問題解決に向かうことの愚を明瞭に教えてくれる。併せてスキルも解説されているので非常に参考になる。本書は同著者の「問題解決プロフェッショナル」よりも後で刊行されているが、本書から先に読む方がいいかもしれない。
このレビュアーはお薦め度を5としています。
本書は課題に対する解決策を見出すその一歩手前のプロセス、すなわち、課題設定を適切に行う術を説いています。
事業会社のマネジメントに携わっており、日常業務に忙殺されがちな方が経営課題の本質を考察する際に手にすべき一冊といえると思います。
問題発見はあるべき姿と現状との差分から始まる。その障害を4つのパターンにわけています。
1.あるべき姿をイメージできないあるいは間違っている
2.現状の正確な把握………スク・期待値分析(不確実性の中で期待値を高める)
以上のように、非常に体系的な構成となっており、いつでも適切な場所を参照できます。
仕事場のデスクに是非一冊。
このレビュアーはお薦め度を5としています。
本書は良いビジネス本の代表格であると思いました。以下の点で優れています。
1. 基本が明確になっている。
1. 基本部分が太字で書かれている。
1. イメージ図が描かれていて、基本を視覚でも理解することができる。
1. 上記の基本部分とイメージ図を追えば、1時間以内で全体・概要を理解することが出来る。
1. 具体的事例も書かれていて、あとで読み直して、深い理解が得られる。
1. 分かり………ご自身の職場にある問題分析に使われてみて使い方に慣れることが肝心だと思います。
忙しい方でも直ぐに読み終えられますので、是非、ご活用されてはいかがでしょうか。
このレビュアーはお薦め度を5としています。
この書評の本は・・・・・ 問題発見プロフェッショナル―「構想力と分析力」