問題を解決するのに巷の本を参考にしてみたが、何故かうまくいかない。うまくいないのを本のせいにもしていたが、ばかなのは私であった!そう私は問題の捉え方を間違えていたのである。とかく問題に対して解決策は?、対応策は?と考える前に、じっくり腰を据えて「何が問題なのか?」を問い直す必要がある。本書の「問題発見の4P」は、問題解決を急ぐ私に、問題を把握する「ゆとり」を与えてくれた。
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問題発見と問題解決は表裏一体、コインの表裏のようなものだ。身近な例で考えても、何が問題かがはっきりすれば解決策はおのずと出てくる事って多くない?ところがビジネスになると、ソリューション志向とか言って、勝手なノウハウを振り回して煙に巻いていないか。”問題解決のカリスマ”と呼ばれる筆者をしてこの本を書かせたのは、実は自然な流れなのだろう。あるべき姿が描けないから、問題が何かがわからない。あるいは間違っ………問題設定をして、すぐに安易な解決ノウハウに頼ってしまう・・・。例によって著者お得意の豊富な事例で、平易に読み進む事が出来るが、その意味するところは、深くて熱い。
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経営コンサルタントが書いた問題の解決法の本がブームのようです。論理思考、フレームワークに基づいた解決策思考が中心です。しかし、その問題が本当に「問題」なのかを発見するための一冊です。前半は大局的に問題全体を構想する「問題発見構想編」、後半は問題を構造的に分解するテクニックを網羅している「問題発見分析編」です。同シリーズで、「問題解決プロフェッショナル」がありますが、こちらをあわせて読むとより理解し………断力」、「分解力」、「統合力」の4つのスキルが必要で、そのバランスが大切とのことです。そのためのツールとして4Pを何とか使えるようになって「今」に活かしたいな。
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この本がシンプルでよい点は 「問題を発見すること」に絞っている点である。 小生自身仕事を振り返って見ると 一番まずいのが「何も問題を発見できない」状況である点を痛感することがある。これは 要は 自分のやっている仕事に対して何も考えておらず ただ与えられた与件のみで だらだらと仕事をしている状態である。これでは状況/環境の変化についていけない点は言うまでもない。 その意味で「問題を見つけよう」とい………」ということであり 誠に基本かつ重要である。「問題を見つけてからどうする」という点に気をとられる前に まず その問題を正しく見つけましょう ということだと思う。
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コンサルタント業務をしている知人にコンサル・スキルを学ぶテキストとして勧められた。類書と比べて「問題発見」に力点を置いている。売上高が落ちたから売上高を上げろといった「コインの裏返しの解決策」に走ることは大企業でも、また個人の次元でもよくやってしまうことだ。問題の発見・検討を怠ったまま問題解決に向かうことの愚を明瞭に教えてくれる。併せてスキルも解説されているので非常に参考になる。本書は同著者の「問題解決プロフェッショナル」よりも後で刊行されているが、本書から先に読む方がいいかもしれない。
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問題解決ツールは巷に多いが、問題発見ツールは余り体系だって整理されたものは少なく、そういった意味ではなかなか面白い試み。エッセンスとしては、①問題発見のとっかかりの視点を提供し、②問題の定義の仕方や分析・アプローチの方法を紹介する、という内容になっている。欠点(というか、これは当たり前のことだし、ここまでは求められないのだけれども)は、これを読んで問題を発見するヒントが見つかったり、プロセスが効率………れる。その点、著者の本の良いところは非常に論理構成が分かりやすく、目次を読むだけでさっと知りたいポイントが探せること。これだけも、なかなかまとまったものはない。
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問題発見というのは、実はとんでもなく大きな課題設定である。さまざまな条件の中でどうやったら問題を発見できるのか。ある意味このフレームワークを提示することは不可能で、ある程度羅列的に使える考え方を並べるということになる。問題の所在があるべき姿と現状のギャップにあるというのは旧聞に属するが、現状の分析は言うほど簡単ではない。事業の今後の伸ばし方についてよく議論をして入るものの、どうしてもその際直感的な………題発見は依然として難しいのだろうが、手がかりがないときにこれらの手法をまずは適用してみるということによって、一歩でも二歩でも前進ができるという安心感がうれしい。
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前著、「問題解決プロフェッショナル」は衝撃的内容だったが、本書はその前段階とも言える、「問題を発見する能力」について解説をした本です。
「MECE」、「C/S、C/E分析」、「コーザリティ分析」などは前著とかぶっていますが、本書が問いかける問題提起は前著を超えています。
そもそも、「問題が何か」を理解しなければ、「解決策を模索する」事も無いわけです。
そしてそこで検討されるべき問題が、真の問題………解決させるか」を論じた本はたくさんありますが、その前の段階で、「本当にそれが問題なのか?」を問い、そこに向けての解答を導いてくれる本はそれほど多くありません。
このレビュアーはお薦め度を5としています。
この書評の本は・・・・・ 問題発見プロフェッショナル―「構想力と分析力」