多くの本屋でいまだに平積みされ、
目立つことこのうえない黄色い表紙のこの本を、
「いまさら」と言う恥ずかしさを伴いながらも読んでしまった。
まず第一印象。小説としてはそこそこ面白い。
仕事と家族の両面に問題を抱えた主人公が、学生時代の恩師から少しずつ与えられる
ヒントを元に問題を解決し、最終的には成功を果たすストーリは、
謎解きのスリルと、成功時のカタルシスの両方を与えてくれる。
主人公の本部長………」が叫ばれるのが
多くの日本企業の事務作業の実態なのだ。
生産・製造分野だけでなく、事務処理分野にも適用しやすく書かれていれば
もっと良い本になると思うのだが。
このレビュアーはお薦め度を3としています。
「日本人には秘密にしておきたかった」というコピーや、後追いの「びじねす書」が続出する中で、レジに運ぶのが恥ずかしくなってしまうかもしれない。しかし読んでみると、類書の続出を招いた原典だけに面白さは感じられる。 ただし。(そのような人は多くないと思うが)本書を「ビジネス書」として読むというのはなんだか恥ずかしい。ビジネスとは現場で叩き上げて学ぶか、あるいは「研究成果」を学ぶのであれば、それなりの場が………比べれば「ビジネス」が理解できたように思えるかもしれない。しかし本書のみで「ビジネス」を語れば、インチキ・コンサルタントのレッテルを貼られてしまうのでご注意を。
このレビュアーはお薦め度を3としています。
The Goalは製造業の方でないとなかなか難しい内容かと思いながら読み始めました。確かにはじめは 手ごわいな と思いながら 読んでいましたが、途中から 小説として読むことにしたら どんどん読み進むことができました。主人公が工場閉鎖=会社崩壊と家庭崩壊の二つの危機をどう解決するかというテーマです。ボトルネックを解決する為に 子供とのキャンプでの出来事をヒントにしたり、工場の生産ラインの仕組みなどま………。男性の目かららみて こういうところをどんな風に感じられたのか ちょっと興味があります。ビジネス書としてではなく違う観点からの感想もきいてみたいなと思いました。
このレビュアーはお薦め度を4としています。
とにかく素晴らしい本だと思います。・ただ単に物語として読むだけでも十分に楽しめる。内容に興味の無い人でも夢中になってしまうと思う。・改善の手法がどんな本よりもわかりやすく具体的に述べられている。実際に活用できる。・家族や会社との関係も含めて、本当に現実と近い状況で書かれているため、自分と重ね合わせて考えることができた。
このレビュアーはお薦め度を5としています。
TOCの評価は別として、内容としては面白い本です。そして、TOCはしっかり根付かせることができれば効果があると思います。バブル崩壊後もトヨタが製造業に君臨し続けていることが何よりの証拠です。(TOC=トヨタ生産方式だと私は思っています。)本書を読まれた方は是非 大野耐一氏の著作を読んでみて下さい。本書が書かれる二十年も前から、スループット会計やボトルネックの解消等を実践してきたトヨタ生産方式の祖の………す。製造現場や経理の常識をどう打ち破るのか実際にそういった抵抗を打ち破って、トヨタ生産方式を確立した大野氏の話は、本書の理論を実践したい方の味方になるはずです。
このレビュアーはお薦め度を4としています。
子供達のハイキングの描写が特に面白かった。単純なことなのだが、その分析力には非常に関心させられた。当方は社員約四百人を抱える部品メーカーを経営しているが、管理職以上には全員、本書を読むよう義務付けたいと考えている。あえて難点を言えば、長すぎるということか。上下巻二冊に分けるといった工夫があれば、持ち運びが便利でもっと読み易いであろう。
このレビュアーはお薦め度を4としています。
生産管理という仕事をしたことがない人でも、内容が分かりやすくて、家庭・仕事の「問題解決」を行うためのプロセスが凝縮されているように感じます。また初っぱなから「工場閉鎖の危機」=「会社でいうところの倒産危機」というショッキングな序幕から、主人公のアレックスが周囲の人の知恵を借り、思考をこらしながら一つ一つの改善を図ることで、工場ひいては会社を救うヒーローのようなキャラとして描かれているところが痛快………レックスの言動、人の動かし方はデール・カーネギー著の「人を動かす」の内容にも精通する点が多々あり、管理者としての考え方・人との接し方なども参考になると思います。
このレビュアーはお薦め度を5としています。
小説だと思って読みましたが、ビジネスの根本的な初心を思い起こすことができたすばらしい書籍でした。何気なく仕事をしてつい大事なこと、本質から目が離れがちなことが多い日常のなかで、原点から生活を見直すことができ大変感銘をうけました。ぜひ読んてみてはどうかと思います
このレビュアーはお薦め度を5としています。
この書評の本は・・・・・ ザ・ゴール ― 企業の究極の目的とは何か