本書の内容は、「消費者の視点」と「企業の視点」で
モノやサービスのプライスを決める理由を説明しています。
また、消費者は同じ商品でも「取引コスト」を意識的であったり無意識的に判断し、
購買活動をしていることをわかりやすく説明している。
スタバの事例は
S(ショート)サイズとG(グランデ)サイズの容量は、
それぞれ240gと480gとグランデサイズはショートサイズの2倍になります。
ところが、全………、スタバの例は一例でしかありません。
「消費者の視点」と「企業の視点」でモノやサービスを見るとどうなるか
それぞれ事例を用いて8章にわたり、説明しています。
このレビュアーはお薦め度を5としています。
経済学をちゃんと学んだことのある人にはバカらしい内容。
「取引コスト」があるから、高い値段の商品でも合理的に購入する場合もあるといったことが300ページ近くにわたって、だらだらと説明されている。
他にも、「規模の経済性」や「範囲の経済性」、「変動費と固定費のコスト分析」など、
基本中の基本を実生活に当てはめている。
タイトルのスタバの話もちょこっと出てくるだけ。
もう一度繰り返しますが、まっとうな経済学を学んだ人は、
貴重な時間と1600円の費用を、もう少し有意義な活動に使ってみては如何でしょうか?
このレビュアーはお薦め度を1としています。
経済学が素人の私が読んでも、すごくわかりやすい。
本書では、図が多く使われているが、図についての詳しい説明もあり、大変読みやすかった。
著者や出版社のこころ配りが伝わってくるような構成になっていた。
スタバ、100円ショップ、ケータイなど、普段なにげなく利用しているものが、
どのような仕組みでなりたっているのかが、よく理解できた。
経済学入門書として、また、教養を深める意味でも、おすすめの一冊である。
このレビュアーはお薦め度を5としています。
何々経済学と称していい加減な本がたくさん売られてきたが、近年まともな本が増えてきたのは喜ばしい。本書もそうした本の1つと言える。経済学の様々な「コスト」の概念を使って、ペットボトルの価格差、ケータイの料金、所得格差など身近な経済現象の数々を論じる。
ジャンルとしては「ビジネス・エコノミクス」や「まっとうな経済学」に近いが、生活者の視点(と関連する企業戦略)に徹して、掘り下げている。類書と同様の話題もあるが、著者なりの掘り下げが良い。最終章のケータイ料金の話の詳しさには恐れ入る。
このレビュアーはお薦め度を5としています。
スタバのグランデが、売る側にとって得だということはわかりますが、買う側にとってどういうメリットがあるのかと思って、本書を購入しました。
すると、スタバの章に書かれているのは、ありきたりの供給側のコストの話だけであり、買う側のメリットについては、「たくさん飲めるから」で終わりでは、開いた口がふさがりません。
タイトルの付け方がうまいと言う事もできるでしょうが、このような姑息な売り方をして儲けたと………倒的に高いと思います。スタバ以外の箇所も、「規模の経済」と「価格差別」が話のオチでは、作者の能力を疑います。もう、この作者の作品を購入することはないでしょう。
このレビュアーはお薦め度を1としています。
とにかく面白いです。
切り口としてスタバや100円ショップ、携帯電話などを例に挙げ、
学術的な小難しい説明を読む苦痛を和らげてくれています。
この本全体を通して一言でまとめると、要するに
「取引コスト」など、純粋な原価以外の部分に着目して値段を見極めようぜ! って感じです。
個人的に白眉は、「比較優位」の話でした。
かいつまんで言うと、絶対的に能力がダメダメな人でも、自分の能力(出来ること・出来ないこと)を冷静に自覚できれば、必ず活躍の場がある…という話です。
中間管理職とか組織のリーダーが参考にすべき理論だと思います。
このレビュアーはお薦め度を5としています。
もちろんショートサイズ以上の量は必要ないと思っている人は、グランデを買っても何ら得しません。
スタバの章は、店は大きいサイズに誘導したいと考え、計算された結果、現在の価格設定になっている、という主旨です。
だからスタバの章では、本来は「スタバはグランデが売りたい!」と書いたほうが本書の主旨には近いのですが、消費者に自分の問題として考えさせるようなタイトルにするあたりが、最近のビジネス書はタイトルの………がある、という前提で、携帯、100円ショップ、DVD、など、身近なモノの価格とコストの仕組みを上手く説明しています。消費者にとって身近なテーマ設定が上手です。
このレビュアーはお薦め度を5としています。
教養書、庶民的な経済学的入門書、としては大変よく
できた労作と見受けました。
でも、取り上げている商品やサービスが、かなり低価格で日用品
ばっかりで、これを取引コストやサンクコスト、消費者の満足度
のものさしで分析していくのですが、合理的にコストという
「たまねぎの皮」をむいていく作業を丁寧に重ねるほど、結論も
出ず、何か、たまねぎの皮をむきつくしていくと、空っぽ
でした、という感じを各章の随所で………著者も書かれているように、タイトルはキャッチであって、
内容はタイトルの印象ほど軽くなく、身近な、商品と価格の秘密を
地道に探求している、誠実な本ではあります。
このレビュアーはお薦め度を2としています。
この書評の本は・・・・・ スタバではグランデを買え! ―価格と生活の経済学