本書のために、山田さんは「禁じられた数字」というキーワードを作りました。
「禁じられた数字」の定義は、
「事実なのだろうけれど人の判断を惑わせる数字」
ということです。
この定義を具体化するため、山田さんは、「禁じられた数字」の4つのパターンを挙げました。
4つのパターンとは、
- その1 ―― 作られた数字
- その2 ―― 関係のない数字
- その3 ―― 根拠のない数字
- その………ましょう。
また、本書には「上巻を読まずに、下巻から読みはじめても大丈夫です」と表紙見返しに書いてあります。
忙しい方には、下巻の本書だけでもお勧めです。
このレビュアーはお薦め度を4としています。
上下巻あわせてよむことをお勧めするが下巻のほうが断然面白い。会計士なのに会計信仰批判しているのは愉快。そんなことができるのも文学部出身で会計の世界しか知らない人とは違う視点を持っているからだろう。
このレビュアーはお薦め度を5としています。
山田氏が「食い逃げされてもバイトは雇うな 禁じられた数字 〈上〉」のなかで、「分析は比較して考えろ」とあったので、ここでは「地頭力を鍛える 問題解決に活かす「フェルミ推定」」と比較して考えてみる。まず、地頭力より文章は平易で字間も大きい。すぐ読めてしまう。しかしながら、情報は最新であり、8問あるクイズも実際のビジネス事例であるため、より現実的である。日本の国土面積を知らないと「日本の電柱は何本ある………効率化に対する批判と、「妙手」への賛美であるが、実際に多くの人が役に立つのは、帯に書いてある「数字に騙されない「考える力」を身につける」のほうではないだろうか。
このレビュアーはお薦め度を5としています。
山田真哉さんの最新作。「食い逃げされてもバイトは雇うな」の続きになります。大きく分けると3つのパートになっていて、序盤は、禁じられた数字についての解説。この部分は、期待通りと言いますか、平凡かも知れません。中盤は、禁じられた数字を生み出す土壌となっている、計画・効率化に対する批判的見解。ここが秀逸で、多くの箇所に共感を覚えました。それも単なる批判に終わらずに、それに対する処方箋も提示している点に好………コンサルタントのような思考法に焦点を当てた内容。今すぐにでも使えそうです。通して読むと、このシリーズが、数字に騙されない思考力を鍛える本であったと気がつきます。
このレビュアーはお薦め度を5としています。
医師ならば医学・医療の限界を痛感しているので、「あまり医療に頼らない方がよいですよ」というような事を言い出したり、そうした内容の本を出す医師も実際に多い。弁護士も「あまり法律で割り切ろうとしないほうが良いですよ」と言う人は少なくない。本著者もそうした思考の持ち主らしく、会計の専門家として会計の限界について色々な方法で表現している。
しかし、アドホックな書名と内容には、著者の読者に対する敬意があまり感じられないように私には思える。出版社の方針なのか?、編集者の意見なのか?
このレビュアーはお薦め度を3としています。
この本の目的として、著者が挙げているのは二つ。
数字に惑わされず考える力を鍛えることと
会計に対する誤解を解くことです。
まず「禁じられた数字」、すなわち
結論ありきで「作られた数字」、
関係がないのにありそうに見せかける「関係のない数字」
根拠がないのにありそうにみせかける「根拠のない数字」
計算ではうまくいくけれど実際には役に立たない「机上の数字」
の四つについて、説明されています。
これ………ていて
単なる販促的うまさだけではなかったのだと、もう一度うならされました。
会計も数字も苦手ですが、具体的な説明に
なんとなくでもわかった気になれました。
このレビュアーはお薦め度を5としています。
上巻をすでに読んでおり、続きが気になったので手に取った。
さおだけやに始まり、会計から入ったシリーズだが、
最終的には数字以外のことを多く学んだような気がする。
上巻では、数字のみにスポットをあて、そこから見えることを。
この下巻には、数字のカラクリよりも、
同様のことを俯瞰してみた場合どうなるかということが書いてある
上巻が、
「食い逃げされてもバイトは雇うな」
で、終わっているのに対し、………ろうが、
個人的にはとても面白く読めた。
どうやら、「女子大生会計士の事件簿」の冒頭らしいので、
会計を楽しんで学習するために、そちらも読んでみようかと思う。
このレビュアーはお薦め度を5としています。
本書(下巻)の評価は、読む人によって異なると思います。
というのも、『食い逃げの多いラーメン屋の店主』は、バイトを「雇う」か、
「雇わない」かを、
・上巻では、会計的な行動で「雇わない」と判断し
・下巻では、非会計的な観点から「雇う」を正解と
されております。
これらの詳細な説明は、本書の中(第2章,第3章)でされているのですが、
著者は「はじめに」の部分で“できれば読んでいただきたいのですが、小………とです。
この(第2章,第3章)を読まないと、下巻の内容は理解できないでしょう。
とは言っても、かた苦しく読まなければ、充分楽しめるのではないかと思います。
このレビュアーはお薦め度を4としています。
この書評の本は・・・・・ 「食い逃げされてもバイトは雇うな」なんて大間違い 禁じられた数字〈下〉 (光文社新書)