この「さおだけ屋3部作」の最終作は、
特別な思いをもって出版をずっと待っていた。
作者と同じ公認会計士という職業に就く者として、
今の世に蔓延する過度な会計信仰や、
本質を見誤った低俗な会計本・論調の乱発には
常々苦々しい思いでいたからだ。
会計や数字に「踊らされている人」が、
今の世の中にはあまりに多過ぎる。
一般庶民のみならず、
これからの日本を引っ張っていくべき大企業の社長や政治家です………の活躍は、
同業の私としても胸のすく思い。
会計の本当の面白さ、活用術、応用法を
これからもどんどん発信して、
世の閉塞感を打ち破っていってもらいたいものだ。
このレビュアーはお薦め度を5としています。
女子大生会計士シリーズで楽しく経営者側の誤魔化しを暴いてきた著者が、今回は同業者(会計士や経営コンサル)的な考え方だけに偏らない大切さを説いている。
会計士や経営コンサルが数字を交えながら口にする、成果主義、MBO、費用対効果、内部統制、トヨタ生産方式、FCシステム、BPR等々、会計用語や経営関係用語の数々。数値を根拠に効率化の進捗度を示し、誰にでも通じる合理的かつ絶対的指標と脚光を浴びている。………のだが、そういう話がオチなら何も会計士や数字の話でこんなに引っ張らなくても良かったのではと思った。とはいえ相変わらず読みやすくかつ充分面白かったので4つ星です。
このレビュアーはお薦め度を4としています。
前編の「食い逃げされてもバイトは雇うな」で「禁じられた数字<上>」という副題が付いていたので、そのうち下巻が出るのだろうと思っていたが、相当のインターバルをおいてようやく出たのが本書。前編の題名を完全否定する題名の付け方で、平置きの新書を選ぶ潜在読者の関心を引きつけようとしており、自分もそれに引っかかってしまった一人。軽い読み物としてはなかなか面白い。胡散臭い数字の使い方とまともな数字の使い方の峻………末の無駄遣い、中長期の影響を考慮しない効率化の罠など色々な小ネタの連続である。会計学というよりは、数字に関する物事の考え方に関するよいエントリー書という感じか。
このレビュアーはお薦め度を4としています。
私は『さおだけ屋はなぜ潰れないか』以来の山田氏のファンだ。今回の新書も大変面白かった。
筆者は「ビジネスは会計的な視点だけでは見ることはできない。」と述べている。その考え方は仕事を進める時にも当てはまると思う。多角的な視点を持ち、どうすればよい仕事ができるのか自分の頭で考えないといけない。また、他人を評価するときにも当てはまる話だと思う。一面的な角度で他人を評価しないようにしないといけないと思う。
このレビュアーはお薦め度を4としています。
前作のタイトルを全否定している、題名に驚き思わず購入して読みました。
前作とは違い、途中で小説風の物語が入りその中で会計についての考え方を
説いているところが好感が持てましたし、読みやすかったです。
また、数字は唯一無二のものであるがゆえに、人はそれに惑わされ確信をつ
かむことができにくいとも述べられていました。
確かに数字は変化のない情報であるがゆえに、我々消費者はうまく粉飾され
た広告等の………るには数字のセンスを磨かなければならないにでしょうか?
前作と続けて読まれたら、数字にたいするセンスや会計の考え方が少しは
身に付くのではないかと思われます。
このレビュアーはお薦め度を4としています。
数字の魅力について、伝えている。
その功績は絶対的に認めるべきであろう。
ひとつの数字をとって使い方しだいで武器にもなるし、
逆に自分の首を絞めかねない。
その微妙なさじ加減がまた面白いのかもしれない。
個人的に数字の魅力性は良く伝わったのだが、
著者には数字の使い方をもっと前面に出した本も書いてもらいたいと思った。
このレビュアーはお薦め度を5としています。
他の方のレビューで「おもしろおかしく」との表現がなされていた。
確かに、この本は会計学を分かりやすく(面白く)描かれている。しかし、面白いだけではない。ひとつのエピソードにも会計学的な観点からなぜこの例を取り上げたのかが明確である。
ただ、おもしろおかしく会計学の本を書きたかったのではないだろう。
このレビュアーはお薦め度を5としています。
私は、山田真哉さんのファンでさお竹屋から読んでいました。
その中でも、食い逃げされても(下)は一番面白いと思いました。
数字のトリックや会計の面白さを身近なものに置き換えて
紹介しているので、あーなるほどーっと思えるものもありました。
あと、女子大生事件簿とのコラボもありとても読みやすいものになっています。
会計士・税理士の目指している方は必見です!!
正直私の通っている大学の経営学の授業をうけるより、この本を読んだ方が、
ずっとためになるとおもってしまいました(笑)。
このレビュアーはお薦め度を5としています。
この書評の本は・・・・・ 「食い逃げされてもバイトは雇うな」なんて大間違い 禁じられた数字〈下〉 (光文社新書)