初めて本書で「神経経済学」なるものを知った。
読み始めは大学の心理学講義で学んだ内容に経済学が絡められたように感じたが、
後半では神経解剖学などについても言及されており、非常に興味深かった。
このレビュアーはお薦め度を4としています。
今日、同じ政策であってもそれが提示されるタイミングや見せ方、あるいは「誰が」提示したかによって
国民の受け止めが大きく違うということが知られている。
つまり、「政策」にもマーケティングが必要だということだ。
本書で紹介されている「コンコルドの誤謬」(すでに投資したお金が巨額であるため追加投資が止められない現象)は、
「止められない公共事業」の理由を極めてよく説明する。
また「アンカリング効果」は………者は、ぜひ本書を読むべきである。
そうすれば少なくとも、鳴り物入りの新制度に「後期高齢者」などという無様な名前をつけて国民の顰蹙を買うことはなくなるに違いない。
このレビュアーはお薦め度を5としています。
まず人間の持つ特性が経済的に非合理な行動がどうしても出てくる。
それらの特性をパターン化して行動経済用語によって説明しています。
又本書を読み進める上でQ&A方式に則って、まず読者に考えさせてから
その解答と解説を掲載する形式をとっています。
そこで如何に人間が経済的に非合理化を思い知らせる。
例えば
1.利益をもたらす喜びよりも損失による痛手の方がはるかに応える(損失回避)
2.感情によっ………6割、知らないの4割程度でした。
他の一般書籍に比べて2倍程度か。
又、経済的非合理を心理学の実験から考察するコンテンツもあり、
これは実際やってみて面白い!
このレビュアーはお薦め度を3としています。
具体的な例を挙げての解説は分かりやすく面白いが、あくまでも読み物としてはよい。ただ、経済学の解説としては新味がない。こんなことは以前から分かっていたことであり、いまさら行動経済学などと名前をつけるのもおこがましい。つまりはかつの経済学が「他の条件にして変わりなければ」の枕詞で始まるような、保守的な文化財的学問であったことの反動に過ぎない。それは既成の権威なるものが幅を利かせていたこと証明で、いかに………コントロールされていると言い切るのには無理がある。感情の動きの裏には個々人のレベルで効用を極大化しようとする、原始的経済学的な行動があることを忘れてはならない。
このレビュアーはお薦め度を2としています。
面白いし行動経済学に興味をそそられるという意味で、「はじめての行動経済学」書としては非常に良かった。
「選択肢が1つなら迷わない。・・・選択肢が増えるほど迷いは深くなり、はじめは買おうと思ったものも買わずに手ぶらで帰ってきたりする。」
「選択で目がいきやすいのは「肯定面より否定面」。」
「コンコルドの誤謬」(「=サンクコストの過大視」)
「勝者の呪い」
「新聞やテレビの報道を見るときに、各種の統………まくいかない。こうした知見をいかにすれば実生活に活かせるか、必要な局面でうまく感情を抑制する方法を見つけ出すのも行動経済学(心理学?)で何とかならないだろうか。
このレビュアーはお薦め度を5としています。
行動ファイナンスの基本が、クイズ形式で学ぶことができ非常に参考になります。
人間の行動は感情によって左右され、必ずしも合理的行動では無いことが良く理解できます。
投資をするにおいて役立つ知識が満載です。
また、経済活動という意味では、日常で買い物をするにおいても必要な知識を学べ、私生活でも役に立つ知識ばかりです。
しかしながら、若干訳がわかりづらいことが残念でした。
また、後半の章は「ファイナ………て、なかなか小難しい内容になってしまい、好みが分かれるかもしれません。
そのあたりの章は読み飛ばすとすれば、是非とも多くの方に目を通していただきたい一冊です。
このレビュアーはお薦め度を4としています。
毎月の給料の中の一万円と、競馬で当たった一万円は価値が異なって感
じてしまいます。
あぶく銭は残らないと昔から言われます。
一万円が道に落ちていたとして、拾った一万円を落としてしまっても、あまり
悲しくないと思います。毎月の給料の中のお金を一万円落としてしまうと、泣
きたくなってしまいます。
同じ一万円なのに何が違うのでしょうか。
持っている株が突然下がってしまうと言い訳に「あの会………お金、株に対する
価値観が変わってきます。
何故、価値観が変わってくるのかを理解できる一冊です。
あぶく銭を無くしてしまわないために是非読んでみてください。
このレビュアーはお薦め度を5としています。
行動経済学とはなんぞや? というより何より、身近な話題が多いので、読んでいて分かり易く楽しめました。
本書にも書かれている「ピーク、エンド効果」でこの本の印象を書くと、
ピーク:「復讐は、なによりも快楽」と、線条体と扁桃体に関する話題、
エンド:「自分の限界を知る」こと。 ...でしょうか。
人間は、人間らしく間違いをしやすい。それを知っていて間違いを誘導=利用する輩もいる。「深………してもう一度考えれば、間違わずにすむよ。」と、マッテオさんが教えてくれました。
「私はこんな間違いをしやすい」と自分の限界を知ること、それが出来るだろうか。
このレビュアーはお薦め度を5としています。
この書評の本は・・・・・ 経済は感情で動く―― はじめての行動経済学