行動ファイナンスの基本が、クイズ形式で学ぶことができ非常に参考になります。
人間の行動は感情によって左右され、必ずしも合理的行動では無いことが良く理解できます。
投資をするにおいて役立つ知識が満載です。
また、経済活動という意味では、日常で買い物をするにおいても必要な知識を学べ、私生活でも役に立つ知識ばかりです。
しかしながら、若干訳がわかりづらいことが残念でした。
また、後半の章は「ファイナ………て、なかなか小難しい内容になってしまい、好みが分かれるかもしれません。
そのあたりの章は読み飛ばすとすれば、是非とも多くの方に目を通していただきたい一冊です。
このレビュアーはお薦め度を4としています。
毎月の給料の中の一万円と、競馬で当たった一万円は価値が異なって感
じてしまいます。
あぶく銭は残らないと昔から言われます。
一万円が道に落ちていたとして、拾った一万円を落としてしまっても、あまり
悲しくないと思います。毎月の給料の中のお金を一万円落としてしまうと、泣
きたくなってしまいます。
同じ一万円なのに何が違うのでしょうか。
持っている株が突然下がってしまうと言い訳に「あの会………お金、株に対する
価値観が変わってきます。
何故、価値観が変わってくるのかを理解できる一冊です。
あぶく銭を無くしてしまわないために是非読んでみてください。
このレビュアーはお薦め度を5としています。
日常の買い物、レストランでの食事、旅行の話題、ビジネスでの選択・・・これは経済というより「生きること」そのものではないだろうか。人はとかく直感的で素早い判断を好む。これまで何気なくやり過ごしてきた自分のふるまいが、クイズを解くうちに、よく見えてきた。こんな「心の法則」があったとは驚きである。
「自分のものになると値が上がる」(保有効果)、「三つの値段のものがあると真ん中を選ぶ」、「交渉事は最後………あれば実数に、実数であれば%に置き換える頭をもとう。最初に受けた印象と異なり、騒ぐことではない」とわかる。商品の「フレーミング効果」に気をつけて買い物をしよう。
このレビュアーはお薦め度を5としています。
光文社新書の「行動経済学」を読んだ後、もう少し内容を深めようと思い本書を読みました。最初に本書を読めば違った印象を持ったでしょうが、(目新しい部分はなく)「特に読む必要はなかった」と感じました。
但し、本書の方が前掲の新書よりも易しいということもあり、行動経済学の入門書としてはむしろ本書の方が敷居が低いと思います。なお、肝心の「問と解答」部分の翻訳が分かり難いため★一つマイナスしました。
このレビュアーはお薦め度を4としています。
具体例がたくさんあって面白く、よく説明してある本であるが、
文化の違いにより少しとっつきにくい、理解を難しくしている部分がある。
このレビュアーはお薦め度を4としています。
「商品が2つあったら安いほうを選ぶ。3つあったら真ん中」
「9千円の商品が8千円になると安く感じるが、19万円のものが18万9千円になっても大して変わらないと思う」
「得している株はさっさと売り、損している株は手放さない」
などなど、人間の判断や行動がいかに合理的でなく、当てにならないかがよくわかる。
これまで、人間は経済活動に際して必ず合理的な判断を下すとみなされてきた旧来の「経済学」………い訳がやたら目につくのだが、それもそのはず、訳者はこれまで「経済学」の本を読んだこともないらしい。
これではせっかくの面白い題材の魅力が半減。実にもったいない。
このレビュアーはお薦め度を3としています。
行動経済学をベースとした同類の本を何冊か読んだことがある。そのいずれもが、若干の違和感を感じる内容だったことを記憶している。現象を理論で無理に解明しようとするから歪みが生じるのだと感じていた。ところがどうだろう。ノーベル経済学賞を受賞したカーネマンからの推薦の言葉があるとおり本書は、とても面白い。面白くてタメになる。おそらく現象の取り上げ方がうまいのだと思う。買い物から、レストランでの食事、株式投………してくれる。表紙もユーモラスでかわいい。経済学に馴染みの薄い方にも、研究成果をこのように世に伝えることを学ぶという点で、研究者や学者にもお薦めしたい1冊である。
このレビュアーはお薦め度を4としています。
カーネマンらのノーベル賞受賞を契機に一般向けにも行動経済学が紹介されるようになった
が、類書が個々のトピックについて、いま一つ一般向けには咀嚼しきれず面白さが十分に伝わ
りきっていないのに対して、本書では一般読者でも豊富な例題を考えながら直観的に理解す
ることができる。行動経済学独特の「ヒューリスティクス」「代表性」「プロスペクト効果」
といった用語も、例題でトピックの面白さが読者に十分に伝わった………ものの、全体的にはこなれた訳文。
それぞれの事例は日本のものに置き換えられており、親しみやすく、我が国の読者でも納得
しながら読み進めていくことができるだろう。
このレビュアーはお薦め度を5としています。
この書評の本は・・・・・ 経済は感情で動く―― はじめての行動経済学