行動経済学をベースとした同類の本を何冊か読んだことがある。そのいずれもが、若干の違和感を感じる内容だったことを記憶している。現象を理論で無理に解明しようとするから歪みが生じるのだと感じていた。ところがどうだろう。ノーベル経済学賞を受賞したカーネマンからの推薦の言葉があるとおり本書は、とても面白い。面白くてタメになる。おそらく現象の取り上げ方がうまいのだと思う。買い物から、レストランでの食事、株式投………してくれる。表紙もユーモラスでかわいい。経済学に馴染みの薄い方にも、研究成果をこのように世に伝えることを学ぶという点で、研究者や学者にもお薦めしたい1冊である。
このレビュアーはお薦め度を4としています。
カーネマンらのノーベル賞受賞を契機に一般向けにも行動経済学が紹介されるようになった
が、類書が個々のトピックについて、いま一つ一般向けには咀嚼しきれず面白さが十分に伝わ
りきっていないのに対して、本書では一般読者でも豊富な例題を考えながら直観的に理解す
ることができる。行動経済学独特の「ヒューリスティクス」「代表性」「プロスペクト効果」
といった用語も、例題でトピックの面白さが読者に十分に伝わった………ものの、全体的にはこなれた訳文。
それぞれの事例は日本のものに置き換えられており、親しみやすく、我が国の読者でも納得
しながら読み進めていくことができるだろう。
このレビュアーはお薦め度を5としています。
「商品が2つあったら安いほうを選ぶ。3つあったら真ん中」
「9千円の商品が8千円になると安く感じるが、19万円のものが18万9千円になっても大して変わらないと思う」
「得している株はさっさと売り、損している株は手放さない」
などなど、人間の判断や行動がいかに合理的でなく、当てにならないかがよくわかる。
これまで、人間は経済活動に際して必ず合理的な判断を下すとみなされてきた旧来の「経済学」………い訳がやたら目につくのだが、それもそのはず、訳者はこれまで「経済学」の本を読んだこともないらしい。
これではせっかくの面白い題材の魅力が半減。実にもったいない。
このレビュアーはお薦め度を3としています。
訳者は経済知識が乏しく、原文をまったく理解していないように思われます。ただ英文をそのまま直訳しています。内容は面白いはずなのに、とても残念です。原著を読んでみたい。
このレビュアーはお薦め度を3としています。
購入理由は本のタイトルがよかったのと、本のイラストから
金持ち父さんの同シリーズと思い、買いました。
しかし、内容は所々はいいのですが、全体的に
テンポよく頭の中に入らなかったです。
理由は1つ。
・日本語への訳が直訳的な感じで、上手ではない。
トランスレータの方が100 % 原文を咀嚼していても、
日本語の表現が分かりにくいです。
このレビュアーはお薦め度を2としています。
訳者あとがきにご本人自白されてますが,経済学に不案内、サッカー音痴など‥訳者おばあちゃま先生には大変失礼なのですが,スムースに読み進めません。
まだ原書にあたってませんけれど、わざわざこここんな風に言わなくても‥イマジネーション追いついてないね?たぶん‥みたいな。たとえ対象読者がどんなでも、疑問のわく箇所が多々でした。
原書内容の素晴しい点は他のレビューのとおりだと思いますのでそちらに譲ります。
このレビュアーはお薦め度を3としています。
マーケティングの本だと思いまして購読しました。
ただ若干の違和感がありました。
マーケティングを心理学的に解説した一冊だと思います。
分かりやすく言うと、
本書は「商売のこつ」がふんだんに盛り込まれています。
一応、理屈ではあるものの、
マーケティングのガチガチな論理体系がある訳ではなく、
事例が上手に構成され、まとめのエッセーがついています。
したがって「フーン」と頷きながら読めてしまいます。………よくわかりませんが、
PHPなどに代表される、
親しみやすいビジネス本の分野だと考えると、よろしいかと。
ただそう考えると、文庫本・新書でも十分かもしれません。
このレビュアーはお薦め度を4としています。
なんとなく【行動経済学】という単語に興味を持って意味もわからず
購入しました。
しかし、内容は本当に即実践できることばかりで非常に役に立ちます。
詳細は他の方に譲りますが、知らず知らずのうちに自分もその様に
”購入させられている”と驚きの連続です。
これらのことを知っているのと知らないのとでは結果が全然違ってくると
思うと本当に読んで良かったと思います。
色んな本を乱読するタイプなので、何か………にも応用の利くことだと思います。
久しぶりに大ヒットしたなと個人的には感じますので文句なく
5つ星です。
これは多くの方に読んでいただきたいと心から思えました。
このレビュアーはお薦め度を5としています。
この書評の本は・・・・・ 経済は感情で動く―― はじめての行動経済学