著者から日本人への最後の助言。そんな印象を受けた。
世界経済に対する日本の存在感が薄れて久しい。かつて世界を席巻したジャパンマネーは鳴りをひそめ、東京の株式市場は米国の住宅ローン問題で右往左往する始末。
今は昔、日本を目指していたアジアの国々も、急速に経済発展の足を速め、日本を追い抜きつつある。だが、少子高齢化、学力低下に悩まされる日本には、それらの国々に対抗する術もない。暗澹たる未来しか………一緒に沈まざるを得ない者と、他国に活躍の場を求められる者。どう考えても、著者は後者だ。だからこそ、日本人への最後の助言と感じてしまう。
さあ、今こそ決断の時。
このレビュアーはお薦め度を4としています。
800兆円を超える日本政府の借金を一体どうするのか?公共投資・超低金利政策をとっても一向に回復しない日本の景気をどうするのか?全ては個人の総金融資産1500兆円がカギを握っている!世界で稀に見る民間人の巨額な金融資産が日本の今後を握る残された最後の武器だっ!預金として塩漬けされている1500兆円をいかに市場に流し込むか?人の心を動かし消費に結びつけることで経済の活性化を図る仕組みと改革を大前流に大………る者として、とても面白く感じます。退屈な大学の講義を1年間受けるよりも、この1冊読んだ方が充実すると思います。もっとみんなの評価高くてもいいと思うんだけどなぁ笑
このレビュアーはお薦め度を5としています。
大前氏久々の新作です。
前半は現在の日本の状況を他の先進国と比較しながら、近未来を予測・解析しています。
後半は日本経済を切り替えるための積極的なプランが盛りだくさん紹介してあります。政治家や官僚では、これだけ頭が回転するとは思えないです。
しかしながら、実際に決断するのは政治家になってきますので、この矛盾をどうしたらよいのだろうか?と今の日本を憂いています。
日本には仕事の出来る救世主が必要です。
このレビュアーはお薦め度を4としています。
大前さんの本は、好きでよく読むのですが、本書もコンセプトがはっきりしていて、私は楽しく読めました。ただ、大前流になれていない人には、ちょっと混乱する部分があったかもしれません。著者は、けっこう不親切な人で「それくらい、自分で考えてほしい」と、大切なポイントを書かないところがあるのです。
何よりも、「ストック」ではなく、「フロー」で考えろ、溜め込むのではなく、いかに活用できるか、プロセス思考に徹し………とも、その主張はわかるけれど、何も大成功した大前さんに「心理のボトルネックほ取れ払え」なんて言われたくないという気持ちも、理解できます。★は……4に近い3です。
このレビュアーはお薦め度を3としています。
著者の提言はすばらしいと思いますが、購入してまで読む内容ではないと思いました。1500兆円の個人資産のほとんど所有者は人生の折り返しを過ぎた人たちでしょうから、50歳過ぎの人間の考え方(パラダイム)を変えるのは無理。
「投資を国技に」は、本当にその通りで重要な政治課題。松下幸之助氏が生前に、無税国家論を唱えていました。当時(今もですが)賢い国の指導者が現れればそのように国を運営することは可能だと思う。
このレビュアーはお薦め度を3としています。
事実をきちんと整理・解釈して、ソリューションを提供するのはさすが大前さん。
大前さんの言っているインパクトが起こったら面白いかもと思います。
ただし、本を読んだ人が個人資産金融を使うかというとそれは別の話。
資産運用の勉強はしたらいいんだろうなぁと思っていても、
勉強の優先順位が上がるほどの内容ではありませんでした。
説得力はあるが、心には入ってこないのは、
節々に自分の考えについてこれない日本人への
愚痴めいた感情が見え隠れしているからでしょうか。
このレビュアーはお薦め度を3としています。
タイトルとコメントを読み、大いに期待して出版を待ってをいたのだが、内容はマクロ的な話ばかりで少々期待はずれであった。1,500兆円の個人金融資産が動き出せば、その経済効果が大きいのは理解できるし、またそれが動かないのは、「不安心理」が原因であることも分かる。そして、この「不安心理」を取り除くためのマクロ的提言にも同意できる。しかし、個人としてどのように行動すべきかについては、資産運用について必至に勉強すべしと言うだけである。著者が開講している「株式・資産形成講座」を受講せよということなのか・・・。
このレビュアーはお薦め度を3としています。
氏独自の流れのある文章構成で読みやすい本です。結構分量がありますが、
あっという間に読めてしまいます。いつもの前半で日本の危機をあおる、
→でも今からなら大丈夫といった構成はいつものパターンです。
そのせいでしょうか、自分にとってはあまり訴えかけてくるものがあり
ませんでした。唯一日本人の貯蓄や投資についての考え方の特殊性につい
て、世界と比較する記述は参考になりました。
タイトルに冠する経済学における心理面についての新たな視点、気づき
を提供してくれると期待していましたが、この本を読んで行動を変えるきっか
けにはなりませんでした。
このレビュアーはお薦め度を3としています。
この書評の本は・・・・・ 大前流心理経済学 貯めるな使え!