社会学のマックス・ウェーバーの代表作
本来,この書を軽々しくレビューすべきでは無いとは思いますが,門違いの私には
とても面白い本として読めました.
原因は,訳者である,大塚さんの力量でもあるし,この本の趣旨がわかる年代に
私がなったせいなのかもしれません.
(私の偏見かもしれませんが)近年のアメリカの「儲ける事が善であり,
正しい行動の結果としてリッチになってゆく」の考え方とこの本は
真反対で,……….
本来は精読すべき本をななめよみで面白いというレビューにしてしまったが
読まず嫌いをするよりも,まずは斜め読みで面白さを感じるのも
良いのかなと思いました.
このレビュアーはお薦め度を5としています。
唐突な例をあげて恐縮ですが、現在映画・映像関係の仕事をしている私には、以前から不思議に思っていることがありました。 日本を始めとするアジア映画、そしてヨーロッパの中でもフランスやイタリア映画には豊かな叙情性、感覚的な(繊細でむしろ女性的−と言ってもいい)表現を盛り込んだ作品が少なくないのに比べて、イギリスや特にアメリカ映画では、情や感覚などよりも、ストーリー展開の速さやプロットの精巧さを追及した作………のでしょうか? いわゆるグローバル経済の中に否応なしに巻き込まれていくであろう、これからの我々の行く末を考えるにつけても、出発点として必読の本だと思います。
このレビュアーはお薦め度を5としています。
資本主義。理念、あるいは論理的可能性としての資本主義ではなく、現実に目の前に展開されている人々の活動から「資本主義」というものを明確に切り取って見せて、その輪郭を確定したのは本書であると言っていいと思います。というのも、資本主義という言葉が彼の創作ではなかったにせよ、本書以降、「資本主義」について議論する場合は本書が指す内容を以てその対象とされてきたからです。その意味では「共産主義」を生みだしたマ………は偉大であります。
グレたり泣いたり笑ったり。そうしてみんな大きくなったのです。というぐらい重みがある本。
「神は死んだ」というのは本当なのだろうか...
このレビュアーはお薦め度を4としています。
マックス・ウェーバーの当時の資本主義に対する認識、そこが知りたいと読書中にしきりに思いました。それは最後におぼろげながら自分なりに掴んだような気がします。とにかく、相当な知識量で迫ってきます。ウェーバーがどの年代あたりを論じているのか、場面が変わるから注意が必要です。キリスト新教諸派の多さとそれぞれの違いは理解できなくても良いぐらいの割り切りが大事だと思います。
このレビュアーはお薦め度を3としています。
この書評の本は・・・・・ プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神 (岩波文庫)